イギリスでの同性婚のしかた
結婚式から2ヶ月も経ち、先月パートナービザも無事取得できました!(タイムリーに更新できてない…汗)パートナービザについてはまた後日書きます!
今日はイギリスでの同性婚のしかたについて。ちなみに、僕は結婚ではなくパートナーシップを選びましたが、式までのプロセスはどちらも一緒です。そして異性間でも同性間でも同じ手順です。
二人が結ばれるまでの流れはこんな感じ。
- レジストリーオフィスにGiving noticeを申し込む日時のアポを取る
- Giving noticeを申し込み
- 結婚式を挙げる
Giving noticeってなに?
僕はビザの申請でてんてこ舞いだったので、結婚については日本を同じだろうと思い込んでまったく調べてませんでした。なので旦那に「Giving notice出す日を決めないと〜」などと言われて、「ん?Giving Notice?なにそれ?」な状態でした。
Giving noticeは「いつ・どこで式を挙げます」というのを申し込むもの。昔はそれを掲示板に張り出して異議を唱える者がいなければめでたく結婚できたみたいです。今でも張り出しているかどうかわかりませんが、決まった日数前までにGiving noticeを出さなければいけません。
【Giving noticeの申し込み条件】EU圏以外の人の場合
- 結婚するのに有効なビザを持っていること(フィアンセビザ、または結婚ビジタービザ)
- 7日以上イギリスに住んでいること
- 式の28日前までに申し込むこと。(問題がある場合は70日に延長される可能性あり。)
結婚を目的とした入国にはビザが必要です。2種類あって、①6ヶ月以上イギリスに滞在する予定なら、フィアンセビザ(Family of a settled person visa)、②6ヶ月未満の滞在なら、結婚ビジタービザ(Marriage Visitor visa)です。観光ビザで入国してからの結婚はできないです。
また、Giving noticeは式の28日前に申し込むことになっていますが、以下の場合70日まで延長される可能性があるみたいです。
- EU圏以外の人。
- 妥当な入国ビザを保持していない場合。
- イギリスに住んでいることを証明できない場合。
「可能性がある」って曖昧な表現ですよね。僕はフィアンセビザを取得して、住所もカウンシルタックスの請求書で証明できていたのですが、念のため式の70日ほど前に申し込みしました。
申し込みをしたときの記事はこちら。 必要な書類等もまとめてます。
ここでEU圏以外の人に特典が!
イギリス人同士が式を挙げる場合、そのカップルが住んでいるカウンシル(区)で式を挙げなければいけませんが、EU圏以外の人は指定されたカウンシルならどこでも式を挙げられます。そのリストがこちら。
これなら式場選びに幅がでます。旦那はいろんなカウンシルのサイトを見てIslington Town Hallの式場をえらく気に入ったようで、僕らはそこで結婚式を挙げました。(写真はこちら)
Giving noticeを済まて数日後、式当日についてのガイダンスブックがメールで送られてきました。また、進行台本のサンプルも数種類送られてきて、どんな近いの言葉にするのか、途中誰かの挨拶やリーディングを挟むのか、音楽はどうするかなどの詳細を式の数週間前までに送り返すことになってます。
結婚式当日
そして式では必ず近いの言葉を交わさなければなりません(Civil partnershipの場合は任意)。事前にカウンシルから提示された中から選びました。僕は特にこだわりはなかったので旦那におまかせ。旦那もどれでもいいかなぁ、って感じでしたが。僕たちが選んだ誓いの言葉はこんな感じ。司会役の人に続いて言います。
I declare that I - know of no legal reason - why I may not register - as XXXX’s civil partner.
I understand that on signing this document - I will be forming a civil partnership with XXXX.
それから指輪の交換の時は、、、
I give you this ring, as a token of our union
and a symbol of our love.
I promise to love, honour and care for you;
to support you through good fortune and adversity;
joy and sadness;
in sickness and in health;
and to be yours for as long as we both shall live.
いやぁ〜、緊張してつっかえまくってボロボロでした。笑
最後に、証明書に二人のサインと、2人のwitness(立会い人)のサインが必要です。Witnessは英語ができる人なら誰でもいいので僕は友達にお願いしました。
これで晴れて二人は正式に結婚を認められます。
日本の結婚と比べるとなかなかめんどくさいですよね。でもその分、結婚するっていうのは特別な行為で、より二人の絆を強めてくれるものだと自分の経験から感じました。
さぁ、次はパートナービザの申請!
イギリス国内からパートナービザの申請 - 俺、イギリスに嫁ぎます。
【参考リンク】