俺、イギリスに嫁ぎます。

ゲイの僕がイギリス人彼氏とCivil Partnershipを結ぶまでの道、とその後

フィアンセビザの申請 その2

◆2015年3月の情報です。ビザのルールは頻繁に変更されるので公式サイトで最新情報を確認してください。

 

フィアンセビザ申請で提出した書類のくわしい説明です。

 

【自分に関係するもの】

  • パスポート
  • パスポートサイズの写真
  • 独身証明書原本と英語翻訳したもの
  • 戸籍抄本謄本原本と英語翻訳したもの
  • IELTSのスコアレポート
  • 銀行の残高証明(英語)
  • 6ヶ月分の取引明細書(原本と英語翻訳したもの)

僕の銀行の残高証明取引明細書について。旦那の給与で財政証明の条件はクリアしているのですが、「俺もたんまり金持ってるぜ!」アピールで自分の残高証明も提出しました。

翻訳は株式会社翻訳センターにお願いしました。もしかしたらもっと安いところがあったかもしれないけど、ビザ用の翻訳に慣れている様子だったのでお願いしました。担当の方とのメールでのやりとりもスムーズで、急に追加でお願いした独身証明書の翻訳も希望の日時までに仕上げて郵送してくれました。ちなみに、翻訳は翻訳証明書が必要なので、自分で訳すのはNGなのでご注意を!

 

 

【相手に用意してもらったもの】

  • 相手のパスポートのコピー(入出国のスタンプのページも)
  • レター(僕と結婚する意思を綴ったもの)
  • 出生証明書
  • 養子縁組をした時の証明書
  • カウンシルタックスのビル(住所の証明として)
  • 銀行の取引明細書 6ヶ月分(Webからプリントアウト)
  • 銀行からのレター
  • 給与明細書 12ヶ月分
  • P60(2011〜2014年分)
  • 会社の上司からのレター
  • 婚約指輪の領収書

旦那は自分のパスポート原本を提出するつもりでしたが、本人はイギリスにいるのにパスポートが日本にあるのは危険な気がしたのでコピーを取ってもらいました。そのコピーには旦那のイギリス人の友人にサインをしてもらいました。(参考:Certifying a document - GOV.UK

(*追記:パスポートにCertifyingのためのサインは必要ないようです。そのかわり申請書のセクション14にパートナーのサインが必要です。詳しくはGuidance Note - 10. Documentにあります。)

レターには、結婚するために僕をイギリスに招待することや、住む場所や収入が申請条件を満たしていることなど要約したものをA4用紙1枚にまとめてもらいました。

おそらくパスポートがあれば出生証明は必要ないと思いますが、彼はオーストラリアで養子にもらわれ、9歳くらいまでそこに住んでいました。VAF4Aのフォームにスポンサーがイギリスに在住期間を記入するところがあるのですが、その証明に出生証明書を提出しました。 

銀行の取引明細書を用意するのはとても苦労しました。。。最初は銀行窓口で明細書を郵送してもらうようにお願いしたけど、いくら待っても来ない。(はい、イギリスあるある。)もう一度、窓口に行って、今度はその場でプリントアウトしてもらったのだが、旦那が「モノクロで見た目がよくない、本物っぽくない」と一蹴。僕はそれでも十分だと思ったんだけど・・・。結局、自分でWebからプリントアウトして、銀行に持って行って、「このプリントアウトは正しいものです」という旨のレターを銀行の人に書いてもらいました。このレターをもらうのに3店舗くらい回りました。Webからプリントアウトできるよとか、そういうサービスはやってないとか言われて、イライラ&ボロボロになって駆け込んだ3店舗目でようやく感じのいいお兄さんに話を聞いてもらいゲットできました。もー、店舗によってサービスの質が違いすぎる!

 会社の上司からのレターには、ちょうど申請する数ヶ月前に旦那の会社が買収され、雇用主の名前が変わったこと、旦那は契約社員だが勤続12年で今後も継続して雇用する意図があることを書いてもらいました。

婚約指輪の領収書は、「ちゃんと付き合ってますよー、結婚する気満々ですよー。」アピールです。僕は提出しなくてもいいかなとは思っていたけど、旦那が入れとけっていうから提出しました。

 

 

【入国後の住居について】

  • 大家(友達)からのレター
  • 大家のパスポートのコピー
  • フロアプランのコピー
  • 家購入時の契約書のコピー

旦那の友達の家にとりあえず住まわせてもらう予定でしたのでこれらの書類を用意してもらいました。「予定だった」というのも友達の家が改修工事に入って、「一応住めるけど不便かけるよ」と脅されたので、直前に旦那にまかせて他のフラットを探してもらいました。

そもそも、二人で住む部屋を申請前に決めるのって家でも購入しない限り難しくないですか?賃貸で3ヶ月前に気めるってなかなかできないですよね?早めに決めても住んでもない部屋の家賃を払わないといけないし。申請した人のブログを調べると、相手の両親の家に引っ越す人が多かった気がします。僕の旦那のご両親はウェールズに住んでるからそこに引っ越すわけにはいかないしなぁ。なかなか難しいよなあ。

 

 

【二人の関係を証明するもの】

  • 二人の関係の年表(エクセルで作成)
  • 二人の写真 9枚ほど
  • Skypeの会話記録のプリントアウト(2011〜2015年の中から10箇所程)
  • 二人のEメールのプリントアウト(2011〜2015年の中から20ページ程)
  • お互いのバースデーカードやクリスマスカード

 二人の関係の年表は、いつどこで出会ったか、二人で一緒に旅行した場所と日時などを年表のかたちにまとめました。

写真は二人だけの写真でなくお互いの両親と一緒に撮ったものや、友達と撮ったものなどを日付入りでプリントアウトしてアルバム台紙に貼って提出。日時や場所のキャプションも添えました。

この二人の関係を証明する書類はどんなものがいいかはっきりと明示されてないので悩みました。申請した人のブログなど調べてみると、メールのプリントアウトをどっさりと提出してる人もいたりして悩んだけど、そんなにいっぱいあっても読まないし、こちらとしても読まれたくないよなと思い、メールとスカイプに記録は最小限にしました。

 

それから、返却してもらいたい書類はコピーも添えました。

 

いざ申請!

申請は東京のビザセンターを利用しました。10営業日以内で審査結果を出してくれる優先サービス(62,640円!!!)は利用しませんでしたが、VIPプレミアムラウンジサービスを利用しました。こちらは7,000円。優しいお姉さんが個室で対応。お姉さんが書類を確認してる間はソファでサービスのジュース片手に置いてあったイギリスのガイドブック読んで待ってました。優雅だわ〜。あの殺伐としたビザセンターの中で緊張しながら待ってるなら、VIPサービスはなかなかオススメです。※必ず優しいお姉さんが対応してくれるかは保証しません。

UK Visa Information - Japan - User Pay Services

 

申請日と渡航日に注意

基本、渡航日は申請日から3ヶ月先までしか設定できません。僕は7月中旬に渡英予定で3月30日に申請したところ、ビザの開始日は6月25日からになってしました。ビザセンターのお姉さんによると、審査官によって3ヶ月以上先でも認められることがあるみたいなので一概には言えませんが、渡英予定が3ヶ月きってから申請する方が賢明です。

 

1ヶ月半でついにビザ取得!

そして、申請してから約1ヶ月半ちょっとでパスポートが戻ってきました。ここで前月にどれぐらいの割合の申請が何日で結果がでたか調べられます。僕の場合1ヶ月経っても何も音沙汰がなかったので、ここから「どんな感じ〜?」と問い合わせたところ、どうやら既に審査が終わってたみたいで返送準備の段階らしい。それから3日後にマニラのビザセンターから発送したとメールが届き、さらにその4、5日後にパスポートと書類が手元に無事戻ってきました。パスポートにはEntry Clearanceのステッカーがバーンとはってありました。わーい!

いや〜ここまで来るのに長かった、大変だった、もう二度とやりたくない!けど、半年後にはこのビザも切れるので更新しなくてはならない。はぁ〜。

 

 

前回の記事はこちら。

nrtlhr.hatenablog.com

 

 *提出書類の戸籍抄本を戸籍謄本に修正しました。(2017年3月)