俺、イギリスに嫁ぎます。

ゲイの僕がイギリス人彼氏とCivil Partnershipを結ぶまでの道、とその後

イギリス 同性婚の値段

更新をしていないうちに、ロンドンはすっかり秋模様。朝晩寒いってのに、彼は窓開けないと暑くて寝られないっていうから厚着して寝てます。風邪ひいちゃうよ。

 

今日はイギリスで同性婚するのにどれくらい費用がかかるのか検証していきたいと思います。

◆2016年10月の情報です。ビザのルールは頻繁に変更されるので公式サイトで最新情報を確認してください。

 

まず、イギリスに入国して永住権を取得するまでのステップはこちら。

 

① フィアンセビザの取得(日本で申請)
② 渡英
③ 結婚式
④ 配偶者ビザの取得(5年ルート)
⑤ 2年半後、配偶者ビザの更新
⑥ 永住権の申請

  

ちなみに僕は今④のところ。昨年末に配偶者ビザを取得したので、2年後に更新、4年半後に永住権の申請を予定しています。

 

④まででかかった費用は以下のとおり

・ フィアンセビザの申請費用 - ¥168,150

 IELTS - ¥25,380

 申請書類翻訳費用 - ¥17,640

 プレミアムラウンジ利用料 - ¥7,000

 

・ 結婚式場代 - £300

  Giving notice - £35

 

・配偶者ビザの申請費用(プレミアムサービス利用) - £1,049

 Health Surcharge - £500

 IELTS Life Skills Test - £150

 

ここまでで、合計 約493,000円!(£1=¥135 換算)

去年は今よりも円安だったので50万円以上だったのか・・・。

計算しててなんだかめまいがしてきた。

 

えーと、これからかかる費用は

 

・配偶者ビザの更新費用(郵送) - £811

 Health Surcharge - £500

 IELTS Life Skills Test - £150

 

・永住権の申請費用 - £1,875

 IELTS Life Skills Test - £150

 Life in the UK Test - £50

 

合計で£3,536! 日本円で約477,000円!(£1=¥135 換算)

フィアンセビザの申請から合わせると約970,000円!

為替の変動があるから大体の目安だけど、5年で100万円近くかかるなんて。。。

 

ビザ申請料金は年々高騰!

昨今の移民対策に影響でビザの申請料は年々引き上げられています。

例えば配偶者ビザの申請料金を見てみると

2014年  £601

   ↓

2015年  £649

   

2016年  £811

*イギリス国内から申請

 

2016年は一気に25%増ですよ。これからも移民にはどんどん厳しくなっていくだろうから、値上げは必須。ちゃんと貯金しないと、お金がないからビザ申請できないってことにもなりそう。

www.gov.uk

 

ちなみに、日本で外国籍の人が配偶者ビザを申請するには4,000円、永住権の申請には8,000円しかかからないみたいです。さっと調べただけなので他にも費用がかかるかもしれませんが、この差は大きすぎるなぁ。

 

今回初めて全費用を計算して、その額に自分で記事を書きながらショック、というか怒りを覚えました。そこまでしてイギリスで結婚する価値があるのだろうかと考えてしまいました。

いや、でも、イギリスでは同性婚ができるし、ゲイに対しても理解があるので日本よりもずっと暮らしやすい。その対価と思えば、そんなに高くないのかもしれません。(少なくとも僕はそう思いたい!)

 

イギリス国内からパートナービザの申請

 パートナービザを取得してからもう5ヶ月。早い〜!必死に思い出しながら書いていこうと思います。

 

◆2015年12月の情報です。ビザのルールは頻繁に変更されるので公式サイトで最新情報を確認してください。

www.gov.uk

 

 

7月にフィアンセビザで入国し、パートナーシップの式を挙げ、次はいよいよパートナービザへの切り替えです。用意した書類はこちら。

 

  • 申請用紙 FLR(M)
  • パスポート
  • シビルパートナーシップの証明書
  • IELTS Life Skills A1 スコアレポート
  • パスポートサイズの写真

【パートナーに用意してもらったもの】

  • パートナーのパスポート
  • 給与明細 6ヶ月分
  • P60's 4年分
  • 会社のボスからのレター(雇用を保証する旨の内容)
  • 銀行の取引明細書 6ヶ月分
  • パスポートサイズの写真

【住所証明の書類】

  • テナンシーアグリーメント(共同名義)
  • カウンシルタックスの請求書(共同名義)
  • 電気・ガス代の請求書(共同名義)
  • 水道代の請求書(共同名義)
  • 銀行の取引明細書(各々)
  • ブロードバンド代の請求書(自分の名義)
  • Premium Bondのステートメント(パートナーの名義)

 

フィアンセビザの申請書類と同じ物がほとんどだったし、前よりも少なかったので準備は比較的スムーズにできました。

IELTS Life Skills テストは a SELT unique electronic reference numberを申請用紙に記入すればスコアレポートの用紙は提出しなくてもいいのですが、reference numberがどれかはっきりせず、おそらく「UKVI Number」というのがそれにあたると思うけど、念のためスコアレポートも一緒に提出しました。(こういう表記の統一がしっかりしてないとかすごいストレスになる!)

一番大変だったのは住所証明の書類。共同名義の書類を6点!無い場合は足りない分だけ各々の書類を用意しなさいと。僕たちは共同名義の書類4点にそれぞれの名義のものを2点ずつ提出しました。このペーパーレスの時代、紙の請求書はいちいち問い合わせたりしないといけず結構面倒でした。

 

申請書類の準備が済んだらオンラインでヘルスケアチャージの支払い。ヘルスケアチャージはいわば健康保険料。2015年4月から導入されました。年間200ポンドで、ビザ期間分を前払いしないといけません。僕の場合は500ポンド払いました。

今までなら、NHSという国営の国民保険サービスで無料で診療が受けられたのに。ああ、どんどん移民に厳しくなっていく・・・。

www.gov.uk

 

 

申請はPremium Serviceで1日で終了!

郵便で申請でいいというパートナーとなんとか説得して、プレミアムサービスを利用して申請しました。やっぱり申請したその日に結果がわかるっていうのは、精神的にだいぶ楽です。 

オンラインで予約しビザの申請料とヘルスサーチャージもそのときに支払いました。1,049+500ポンド(当時のレートでおよそ28万円也!)。

申請当日。ビザセンターがあるクロイドンまでは電車で1本でいけたので楽でした。予約は朝の8:20。入り口のセキュリティチェックを通って、受付を済ませ、しばらく待つと呼ばれました。担当の女性は優しい感じの人でした。書類を確認が終わると、奥の部屋に移動し指紋と写真の撮影。確かサインもしたかな。その後、同じビルにあるカフェで待つ事1時間半。。。無事ビザが取れました!これで2年半滞在できることになります!わーい!

ビザセンターから出てきたのはまだ12時前。早起きした甲斐があったなぁ。プレミアムサービスを利用するなら朝一番がオススメです。

 

これでしばらくはビザの呪縛から解放されることになりました。この取得までの1年間は本当に辛いことが多かったです。ケンカもたくさんしたし、結婚せずに日本にいた方が幸せなんじゃないかと考え込んだこともありました。頻繁に変わるビザのルールと理不尽なサービスに怒り、心が折れそうになりましたが、二人で協力して乗り越えられたことはこれからの結婚生活に大きな自信となりました。

年々厳しくなっていくイミグレーション。2年半後のビザの更新はもっと大変になっているかもしれません。

 

次回はパートナービザ取得までいくらかかったのか、お金についてまとめてみたいと思います。

ではまた。

 

 

イギリスでの同性婚のしかた

結婚式から2ヶ月も経ち、先月パートナービザも無事取得できました!(タイムリーに更新できてない…汗)パートナービザについてはまた後日書きます!

今日はイギリスでの同性婚のしかたについて。ちなみに、僕は結婚ではなくパートナーシップを選びましたが、式までのプロセスはどちらも一緒です。そして異性間でも同性間でも同じ手順です。

 

二人が結ばれるまでの流れはこんな感じ。

  1. レジストリーオフィスにGiving noticeを申し込む日時のアポを取る
  2. Giving noticeを申し込み
  3. 結婚式を挙げる

 

Giving noticeってなに?

僕はビザの申請でてんてこ舞いだったので、結婚については日本を同じだろうと思い込んでまったく調べてませんでした。なので旦那に「Giving notice出す日を決めないと〜」などと言われて、「ん?Giving Notice?なにそれ?」な状態でした。

Giving noticeは「いつ・どこで式を挙げます」というのを申し込むもの。昔はそれを掲示板に張り出して異議を唱える者がいなければめでたく結婚できたみたいです。今でも張り出しているかどうかわかりませんが、決まった日数前までにGiving noticeを出さなければいけません。

 

【Giving noticeの申し込み条件】EU圏以外の人の場合

  • 結婚するのに有効なビザを持っていること(フィアンセビザ、または結婚ビジタービザ)
  • 7日以上イギリスに住んでいること
  • 式の28日前までに申し込むこと。(問題がある場合は70日に延長される可能性あり。)

結婚を目的とした入国にはビザが必要です。2種類あって、①6ヶ月以上イギリスに滞在する予定なら、フィアンセビザ(Family of a settled person visa)、②6ヶ月未満の滞在なら、結婚ビジタービザ(Marriage Visitor visa)です。観光ビザで入国してからの結婚はできないです。

また、Giving noticeは式の28日前に申し込むことになっていますが、以下の場合70日まで延長される可能性があるみたいです。

  • EU圏以外の人。
  • 妥当な入国ビザを保持していない場合。
  • イギリスに住んでいることを証明できない場合。

「可能性がある」って曖昧な表現ですよね。僕はフィアンセビザを取得して、住所もカウンシルタックスの請求書で証明できていたのですが、念のため式の70日ほど前に申し込みしました。

申し込みをしたときの記事はこちら。 必要な書類等もまとめてます。

nrtlhr.hatenablog.com

 

ここでEU圏以外の人に特典が!

イギリス人同士が式を挙げる場合、そのカップルが住んでいるカウンシル(区)で式を挙げなければいけませんが、EU圏以外の人は指定されたカウンシルならどこでも式を挙げられます。そのリストがこちら。

www.gov.uk

これなら式場選びに幅がでます。旦那はいろんなカウンシルのサイトを見てIslington Town Hallの式場をえらく気に入ったようで、僕らはそこで結婚式を挙げました。(写真はこちら

 

Giving noticeを済まて数日後、式当日についてのガイダンスブックがメールで送られてきました。また、進行台本のサンプルも数種類送られてきて、どんな近いの言葉にするのか、途中誰かの挨拶やリーディングを挟むのか、音楽はどうするかなどの詳細を式の数週間前までに送り返すことになってます。

 

結婚式当日

そして式では必ず近いの言葉を交わさなければなりません(Civil partnershipの場合は任意)。事前にカウンシルから提示された中から選びました。僕は特にこだわりはなかったので旦那におまかせ。旦那もどれでもいいかなぁ、って感じでしたが。僕たちが選んだ誓いの言葉はこんな感じ。司会役の人に続いて言います。

 

I declare that I - know of no legal reason - why I may not register - as XXXX’s civil partner.

I understand that on signing this document - I will be forming a civil partnership with XXXX.

 

それから指輪の交換の時は、、、

 

I give you this ring, as a token of our union

and a symbol of our love.

I promise to love, honour and care for you; 

to support you through good fortune and adversity;

joy and sadness;

in sickness and in health;

and to be yours for as long as we both shall live.

  

いやぁ〜、緊張してつっかえまくってボロボロでした。笑

最後に、証明書に二人のサインと、2人のwitness(立会い人)のサインが必要です。Witnessは英語ができる人なら誰でもいいので僕は友達にお願いしました。

 

これで晴れて二人は正式に結婚を認められます。

 

日本の結婚と比べるとなかなかめんどくさいですよね。でもその分、結婚するっていうのは特別な行為で、より二人の絆を強めてくれるものだと自分の経験から感じました。

 

さぁ、次はパートナービザの申請!

イギリス国内からパートナービザの申請 - 俺、イギリスに嫁ぎます。

 

【参考リンク】

www.gov.uk

beta.islington.gov.uk

www.gov.uk

www.gov.uk

フィアンセビザの申請 その2

◆2015年3月の情報です。ビザのルールは頻繁に変更されるので公式サイトで最新情報を確認してください。

 

フィアンセビザ申請で提出した書類のくわしい説明です。

 

【自分に関係するもの】

  • パスポート
  • パスポートサイズの写真
  • 独身証明書原本と英語翻訳したもの
  • 戸籍抄本謄本原本と英語翻訳したもの
  • IELTSのスコアレポート
  • 銀行の残高証明(英語)
  • 6ヶ月分の取引明細書(原本と英語翻訳したもの)

僕の銀行の残高証明取引明細書について。旦那の給与で財政証明の条件はクリアしているのですが、「俺もたんまり金持ってるぜ!」アピールで自分の残高証明も提出しました。

翻訳は株式会社翻訳センターにお願いしました。もしかしたらもっと安いところがあったかもしれないけど、ビザ用の翻訳に慣れている様子だったのでお願いしました。担当の方とのメールでのやりとりもスムーズで、急に追加でお願いした独身証明書の翻訳も希望の日時までに仕上げて郵送してくれました。ちなみに、翻訳は翻訳証明書が必要なので、自分で訳すのはNGなのでご注意を!

 

 

【相手に用意してもらったもの】

  • 相手のパスポートのコピー(入出国のスタンプのページも)
  • レター(僕と結婚する意思を綴ったもの)
  • 出生証明書
  • 養子縁組をした時の証明書
  • カウンシルタックスのビル(住所の証明として)
  • 銀行の取引明細書 6ヶ月分(Webからプリントアウト)
  • 銀行からのレター
  • 給与明細書 12ヶ月分
  • P60(2011〜2014年分)
  • 会社の上司からのレター
  • 婚約指輪の領収書

旦那は自分のパスポート原本を提出するつもりでしたが、本人はイギリスにいるのにパスポートが日本にあるのは危険な気がしたのでコピーを取ってもらいました。そのコピーには旦那のイギリス人の友人にサインをしてもらいました。(参考:Certifying a document - GOV.UK

(*追記:パスポートにCertifyingのためのサインは必要ないようです。そのかわり申請書のセクション14にパートナーのサインが必要です。詳しくはGuidance Note - 10. Documentにあります。)

レターには、結婚するために僕をイギリスに招待することや、住む場所や収入が申請条件を満たしていることなど要約したものをA4用紙1枚にまとめてもらいました。

おそらくパスポートがあれば出生証明は必要ないと思いますが、彼はオーストラリアで養子にもらわれ、9歳くらいまでそこに住んでいました。VAF4Aのフォームにスポンサーがイギリスに在住期間を記入するところがあるのですが、その証明に出生証明書を提出しました。 

銀行の取引明細書を用意するのはとても苦労しました。。。最初は銀行窓口で明細書を郵送してもらうようにお願いしたけど、いくら待っても来ない。(はい、イギリスあるある。)もう一度、窓口に行って、今度はその場でプリントアウトしてもらったのだが、旦那が「モノクロで見た目がよくない、本物っぽくない」と一蹴。僕はそれでも十分だと思ったんだけど・・・。結局、自分でWebからプリントアウトして、銀行に持って行って、「このプリントアウトは正しいものです」という旨のレターを銀行の人に書いてもらいました。このレターをもらうのに3店舗くらい回りました。Webからプリントアウトできるよとか、そういうサービスはやってないとか言われて、イライラ&ボロボロになって駆け込んだ3店舗目でようやく感じのいいお兄さんに話を聞いてもらいゲットできました。もー、店舗によってサービスの質が違いすぎる!

 会社の上司からのレターには、ちょうど申請する数ヶ月前に旦那の会社が買収され、雇用主の名前が変わったこと、旦那は契約社員だが勤続12年で今後も継続して雇用する意図があることを書いてもらいました。

婚約指輪の領収書は、「ちゃんと付き合ってますよー、結婚する気満々ですよー。」アピールです。僕は提出しなくてもいいかなとは思っていたけど、旦那が入れとけっていうから提出しました。

 

 

【入国後の住居について】

  • 大家(友達)からのレター
  • 大家のパスポートのコピー
  • フロアプランのコピー
  • 家購入時の契約書のコピー

旦那の友達の家にとりあえず住まわせてもらう予定でしたのでこれらの書類を用意してもらいました。「予定だった」というのも友達の家が改修工事に入って、「一応住めるけど不便かけるよ」と脅されたので、直前に旦那にまかせて他のフラットを探してもらいました。

そもそも、二人で住む部屋を申請前に決めるのって家でも購入しない限り難しくないですか?賃貸で3ヶ月前に気めるってなかなかできないですよね?早めに決めても住んでもない部屋の家賃を払わないといけないし。申請した人のブログを調べると、相手の両親の家に引っ越す人が多かった気がします。僕の旦那のご両親はウェールズに住んでるからそこに引っ越すわけにはいかないしなぁ。なかなか難しいよなあ。

 

 

【二人の関係を証明するもの】

  • 二人の関係の年表(エクセルで作成)
  • 二人の写真 9枚ほど
  • Skypeの会話記録のプリントアウト(2011〜2015年の中から10箇所程)
  • 二人のEメールのプリントアウト(2011〜2015年の中から20ページ程)
  • お互いのバースデーカードやクリスマスカード

 二人の関係の年表は、いつどこで出会ったか、二人で一緒に旅行した場所と日時などを年表のかたちにまとめました。

写真は二人だけの写真でなくお互いの両親と一緒に撮ったものや、友達と撮ったものなどを日付入りでプリントアウトしてアルバム台紙に貼って提出。日時や場所のキャプションも添えました。

この二人の関係を証明する書類はどんなものがいいかはっきりと明示されてないので悩みました。申請した人のブログなど調べてみると、メールのプリントアウトをどっさりと提出してる人もいたりして悩んだけど、そんなにいっぱいあっても読まないし、こちらとしても読まれたくないよなと思い、メールとスカイプに記録は最小限にしました。

 

それから、返却してもらいたい書類はコピーも添えました。

 

いざ申請!

申請は東京のビザセンターを利用しました。10営業日以内で審査結果を出してくれる優先サービス(62,640円!!!)は利用しませんでしたが、VIPプレミアムラウンジサービスを利用しました。こちらは7,000円。優しいお姉さんが個室で対応。お姉さんが書類を確認してる間はソファでサービスのジュース片手に置いてあったイギリスのガイドブック読んで待ってました。優雅だわ〜。あの殺伐としたビザセンターの中で緊張しながら待ってるなら、VIPサービスはなかなかオススメです。※必ず優しいお姉さんが対応してくれるかは保証しません。

UK Visa Information - Japan - User Pay Services

 

申請日と渡航日に注意

基本、渡航日は申請日から3ヶ月先までしか設定できません。僕は7月中旬に渡英予定で3月30日に申請したところ、ビザの開始日は6月25日からになってしました。ビザセンターのお姉さんによると、審査官によって3ヶ月以上先でも認められることがあるみたいなので一概には言えませんが、渡英予定が3ヶ月きってから申請する方が賢明です。

 

1ヶ月半でついにビザ取得!

そして、申請してから約1ヶ月半ちょっとでパスポートが戻ってきました。ここで前月にどれぐらいの割合の申請が何日で結果がでたか調べられます。僕の場合1ヶ月経っても何も音沙汰がなかったので、ここから「どんな感じ〜?」と問い合わせたところ、どうやら既に審査が終わってたみたいで返送準備の段階らしい。それから3日後にマニラのビザセンターから発送したとメールが届き、さらにその4、5日後にパスポートと書類が手元に無事戻ってきました。パスポートにはEntry Clearanceのステッカーがバーンとはってありました。わーい!

いや〜ここまで来るのに長かった、大変だった、もう二度とやりたくない!けど、半年後にはこのビザも切れるので更新しなくてはならない。はぁ〜。

 

 

前回の記事はこちら。

nrtlhr.hatenablog.com

 

 *提出書類の戸籍抄本を戸籍謄本に修正しました。(2017年3月)

Wedding Ceremony

全然更新してないうちに2ヶ月も経ってました・・・。

実は、先週式を挙げ、無事シビルパートナーとして結ばれました!

前のビザの記事がまだ途中ですが、忘れないうちに今日はその様子を綴っていきます。

 

式当日、朝からバタバタ。そのまま新婚旅行に行くのでその準備もしつつ、日本から来てた友達もその日の夜に出発するのでみんなで家中走り回ってました。

結婚式の衣装に着替えてタクシーに乗り込み、他のゲストとの待ち合わせ場所の式場の向かいのカフェへ急ぎます。式場はIslington Town HallのMayor's Parlour。式場が狭いのでゲストは12人だけでした。 みんなドレスアップしてステキで、特別な日なんだなぁと改めて実感。

カフェで一休みしてからみんなで式場に向かいました。しばしロビーで待っていると先に僕と旦那だけ呼ばれ式場に。実は、式場(とういか部屋)を実際に見たのはこのときが初めて。思ってたよりも広く、オーク材のパネルの壁と匂いが校長室を思い出させ、普段と違う環境に二人ともオドオド。

対応してくれたのは司会役の女性の方と、書類役の男性の方。Giving noticeのとき申請した名前、生年月日、住所や両親の名前の確認や、式の段取りの説明を一通り受けました。二人ともすごーく優しくてニコニコしててとても癒されました。普段イギリスの接客や役所の対応ってぶっきらぼうで態度の悪い人がほとんどなので、「ここイギリスなの?」って思うくらい驚きました。

そして、僕と旦那は一旦外へ出てゲストが入室して準備ができたところで、いよいよ式本番。音楽とともに入場。みんなが拍手で迎えてくれました。そのあとは緊張であんまり覚えてません。。。特に誓いの言葉の場面では、司会役の女性の言葉を繰り返すのですが緊張して噛み噛み。おかげで神聖というより和やかな雰囲気で式は進んでいったのでした。その後、(お互い手が震えながらの)指輪の交換、(慣れない万年筆でうまく書けない)サインを経て無事シビルパートナーとして認められました。よかったぁ、と一安心。30分くらいだったと思うんだけど、僕には1時間くらい長く感じられました。

 

式を終えて気づいたのは、心の変化があったことでした。式の直前までは、パートナーシップは二人が一緒に暮らすためのビザを取得する一つの段落で、形式的なもの、何も変わらないとずっと思ってました。でも、実際式で相手の目を見ながら誓いの言葉を言っていると、心がロックされたというか相手としっかり繋がったような気がしました。なんだか、おまじないにかけられたような感じでした。いや〜不思議。

 

その後の新婚旅行やお披露目パーティーの様子も気が向いたら書くかもしれませんが、ビザの情報優先でアップしていきたいなと思っています。

 

こんな、文字だらけの色気のないブログ読んでいただいてありがとうございます!

 

 

フィアンセビザの申請 その1

◆2015年3月の情報です。ビザのルールは頻繁に変更されるので公式サイトで最新情報を確認してください。

  

フィアンセビザは結婚を目的とした入国の際に必要なビザです。滞在可能期間は6ヶ月。それまでに結婚して配偶者ビザに切り替えて滞在を延長することが可能です。この間、就労や就学は認められていません。

(追記:現在、フィアンセビザという名前では呼ばれていません。フィアンセか配偶者に関わらず、イギリス人、もしくはイギリスに定住している人の家族としてイギリス入国するのに必要なビザは “Family of a settled person” ビザです。ここでは便宜上、フィアンセとしてイギリスに入国する人向けのビザをフィアンセビザと呼んでいます。) 

 

 GOV.UKのサイトはシンプルなデザインで読みやすくて助かります。変なキャラクターとか写真とか余計な情報がないので集中できます。とはいえ、内容は面白くもないのでしんどいですけどね。旦那にも読んでもらってどんな書類が必要なのか一緒に確認していきました。

 

www.gov.uk

 

用意する書類は、日本からフィアンセとして申請する場合も、配偶者として申請する場合も基本的にほぼ同じです。僕も配偶者ビザ取得について書かれたブログ等を参考にさせてもらいました。

イギリス配偶者ビザ取得までの流れ - NAVER まとめ

 

提出した書類は

  • 申請用紙 VAF4A(オンラインで入力してプリントアウト)
  • 申請用紙 VAF4A Appendix 2(プリントアウトしてから自分で記入)

 

さらにSupporting Documentsとして

【自分に関係するもの】

  • パスポート
  • パスポートサイズの写真
  • 独身証明書原本と英語翻訳したもの
  • 戸籍抄本謄本原本と英語翻訳したもの
  • IELTSのスコアレポート
  • 銀行の残高証明(英語)
  • 6ヶ月分の取引明細書(原本と英語翻訳したもの)

 

【相手に用意してもらったもの】

  • 相手のパスポートのコピー(入出国のスタンプのページも)
  • レター(僕と結婚する意思を綴ったもの)
  • 出生証明書
  • 養子縁組をした時の証明書
  • カウンシルタックスのビル(住所の証明として)
  • 銀行の取引明細書 6ヶ月分(Webからプリントアウト)
  • 銀行からのレター
  • 給与明細書 12ヶ月分
  • P60(2011〜2014年分)
  • 会社の上司からのレター
  • 婚約指輪の領収書

 

【入国後の住居について】*1

  • 大家(友達)からのレター
  • 大家のパスポートのコピー
  • フロアプランのコピー
  • 家購入時の契約書のコピー

 

【二人の関係を証明するもの】

  • 二人の関係の年表(エクセルで作成)
  • 二人の写真
  • Skypeの会話記録のプリントアウト(2011〜2015年の中から10箇所程)
  • 二人のEメールのプリントアウト(2011〜2015年の中から20ページ程)
  • お互いのバースデーカードやクリスマスカード

 

これらの書類をクリアポケット付きのファイルに整理し、目次をつけて提出しました。

が、提出の際に書類は全部ファイルから抜き出されて、担当に人が順番にまとめ直していました。目次のおかげで担当の人には書類を探すのにわかりやすくなっていたみたいですけどね。

(この書類の整理、旦那と揉めながらやってたんだけどなぁ…)

 

 

次回は提出した書類について詳しく説明していきたいと思います。

 

ではまた!

 

 

nrtlhr.hatenablog.com

  *提出書類の戸籍抄本を戸籍謄本に修正しました。(2017年3月)

*1:旦那の友達の家に住まわせてもらう予定でした。

Giving Notice

先日(というか3週間ほど前…)giving noticeを出しに、式を挙げるIslingtonのタウンホールに二人で行ってきました。

(イギリスの結婚やgiving noticeについてはまた後日詳しく説明します。)

 

持っていったものは、

  • 二人のパスポート
  • 二人のパスポートサイズの写真一枚づつ
  • 住所証明として連名のカウンシルタックスのビル

 

まず聞かれたのは結婚ではなくてCivil partnership でいいか。

イギリス国外では結婚が一般的でCivil partnershipではパートナーとして認められない国があると説明がありました。イギリスでは現在、北アイルランド地方を除く、イングランド地方、ウェールズ地方、スコットランド地方では同性婚が認められています。

ロンドンに住んでいる僕たちは結婚することもできるのですが、旦那の意向でCivil partnershipを選択しました。彼としては結婚は宗教的でクリスチャンではない僕たちが結婚することに違和感があったみたいです。同性婚ができるなら結婚の方がいいかなと考えていた僕は正直がっかりしたけど、二人で一緒になれるなら変わりはないので彼の意見を尊重しCivil partnershipを選択しました。

 

そして担当の人から「一人づつ質問に答えてもらいます。ちょっとしたテストみたいなものだよ。」と軽く脅され(笑)面接が始まりました。

 

聞かれたのは、

 

  • 自分の名前と生年月日
  • 相手の名前と生年月日
  • 住所
  • 自分の職業
  • 相手の職業
  • 過去の結婚の有無
  • 相手が養子や血縁関係にないか 

 

事前にネットで調べたら相手の親の名前とスペルなど聞かれた人もいたみたいなので、どんな質問が来るかドキドキしてたけど全然余裕でした。

 

最後に申請用紙にサインをして終了!20分くらいしかかかってないんじゃないかな。

なみに、担当の人がとても優しいヒゲ面のゲイの人でした。ゲイカップルにはゲイが担当するのかな??おかげで少し緊張が和らいだ気がします。

 

帰り道の駅に向かう途中に急に「結婚するのかぁ」と実感が湧いてきました。式まであと2ヶ月。あっという間だなぁ。

 

【参考リンク】

Marriages and civil partnerships in the UK - GOV.UK

Giving Notice - Islington Council

Marriage in England and Wales - Wikipedia, the free encyclopedia